金属研磨とは、金属加工の仕上げでおこなわれるものです。
光沢を出したり表面の微調整をするなどして、製品をより美しく仕上げます。
そこで今回は、金属研磨にはどんな種類があるのかをご紹介します。
▼金属研磨の種類
■バフ研磨
バフ研磨は、綿などのやわらかな素材で作られたバフというものを使います。
バフに研磨剤をつけ、製品を回転させながら表面を磨く方法です。
表面の粗さをどう仕上げるかによって、バフや研磨剤を選びます。
■バレル研磨
バレル研磨は、大型機械に製品と研磨石やコンパウンド・水を入れ、混ぜ合わせることで磨く方法です。
機械の振動によるぶつかりで、製品の表面を削りながら磨きます。
機械を用いるため、大量生産向きです。
■ラッピング研磨
ラッピング研磨は、製品を平面台に置いて上から圧力を加える方法です。
研磨剤の砥粒と製品を擦り合わせながら研磨していきます。
湿式法と呼ばれる液体研磨剤を流す方法と平面台に砥粒が埋め込まれている乾式法があります。
■砥石研磨
砥石研磨は、製品を高速回転させた砥石に当てながら削る方法です。
砥石には気孔が含まれるため、冷却や削屑排出を助ける働きをします。
砥石は高速回転するので、刃のような動きをしながら製品を削ります。
▼まとめ
金属研磨の種類は、バフ研磨・バレル研磨・ラッピング研磨・砥石研磨などがあります。
種類はさまざまなため、製品に合った研磨を選ぶことでより良い製品を作れるでしょう。